朝、藤田まことを見た。
初めて間近で見た有名人だった(ジェンヌを除く)
さすが東京。
まあ、もっともこれくらいの貫禄のある人でないと私は気づかないんですがね。

で、「白昼の稲妻/テンプテーション」安蘭バージョン。
ファンとは馬鹿なものでね、狸親父の金儲け作戦に踊らされて見に行くわけですよ。
ファンとは勝手なものでね、あれだけ大劇場でつまらんかったと言った作品でも、ご贔屓様が出てるだけで楽しくなっちゃうのですよ。

役替わりとなれば比べたくなるのが人間ってもんだろう。
●てことで比べてみようランブルーズ。
水ランブルーズの方が悪そうだった。冷静で綿密に計画を練ってそうだった。きっとアルベールたちが何かやるだろうということも予測して、もうすでになんらかの手を打っていそうな。失脚したところで物語は終わってるけど、すぐ後で仕返しされそう。
安蘭ランブルーズの方はといえば、感情の赴くまま突っ走り、後で権力を持って処理するタイプ。自身の押し出しが強いせいか、感情がストレートに現れていて、わかりやすい。
歌と迫力は安蘭さんの方がいいけど、それは水さんの作った上に自身の個性を乗せてできたもので、ランブルーズにあっていたのは水さんのほうだと思う。
髭は意外と似合っていたが、服は寸足らずだった。
水ランブルーズが30代なら、安蘭ランブルーズは40代。スマートなおじさまに対して、ねちっこいちょっとお腹の出てそうなおじさま。

●ランブルーズさん比較以外で白昼に関して言うと。
やっぱり作品はどうも・・・ランブさん役替わりという魅力があったから眠くはならなかったけど、のほほーんとした話に見えるのは何故だ。あんなにも復讐物なのに。
ていうか、アルベールって変な人だよね。人と話ししてる途中ですたすた歩いて行っちゃうんだから。舞台真ん中で「俺がオセロー」ってアピールしてるジャンくんが哀れで・・・
ジャンくん(役名はあってないようなものですが)といえばパスカルくんと仲良いよね萌。
サバティエくんとヴィヴィアンヌは意外とお似合いだと・・・なんなら次コンビ組んでくれてもいいとさえ思った。でも、ピンクの衣装や淡いブルーの衣装はちょっともうご遠慮願いたいとも思う。
ランブさんがヴィヴィママと踊るところが好きだ。帽子の投げ捨てがとてつもなくツボ。でも、大劇では見てなかった・・・
オセローはやっぱり大好きだ。あんなところでランブさんとベラさんが妖しいダンスをしているなんて知らなかった・・・オセローの見所はイアーゴーの高笑いだったんだけど、あのダンスは見ておくべきだったと後悔。追いつめられるランブさんの表情が好きだ。
でも、安蘭ランブは水ランブと違ってギリシア悲劇を是非とは思わなかった。何故だろう? 

●さて、ショーのほうはといえば。
蛇は可愛かった。緑の髪に蛇の尻尾が絡んでるところが。
和央さまが一番素敵に見えるのは白にブルーの模様が入った衣装でお花様と銀橋で踊ってるところだと思う。
大和子ちゃんの鬘が変わっていた。前のもよかったけど、こっちのほうが好みだ。ガイチさんがどこかで、みんな女装のほうばかり見てて寂しいと言ってたから、しっかり見ておいた。
シクロの運転手が客席いじりをしていて、若いのになかなかやるなと思った。
蓮の花のとこの花嫁のお花様と、誘惑の白いドレスのお花様の年齢差にびっくりした。お花様は前髪があったほうが美人だと思う。
パーフェクトマンはやっぱりみんな売りにするところを間違えてると思う。
個人的にこのショーで一番好きなのは、黒燕尾で前から順に手を上げていく振り。音楽のアレンジも好きだ。
お花様のスカートさばきは流石だと思った。が、誘惑の色気はないと思う。なぜならすでにラブラブに見えるから。
安蘭さんは久々のショーで弾けていた。のが嬉しかった。やっぱりショーはいいねえ。

ドキドキだとあれだけしか書けない感想が、ヅカだとこんなにスラスラと・・・
やっぱりヅカファンなのだなと自覚した今日この頃。

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