巌流

2003年12月11日
朝早いと一日が長いね。だけどその分充実した一日だった。

今日はバイト。バイトの日だから宝塚には行けないと思っていたのに、行けたのよ。バウなら。
というわけで、掲示板でチケットを譲っていただいた。他の公演と抱き合わせだけど、定価っていうだけでありがたい。オークションできないしな。

ゆえに急遽ハードスケジュール(遊んでんだからハードじゃないだろうが)
朝早く宝塚まで行って、チケット譲っていただいて、11時から見て、休憩に飯食って、終わったらダッシュで電車に乗って、バイト行って、終わったら友達と待ち合わせて、忘年会?を日が変わるまで。
せめて休憩時間は大劇場と重ならないようにしてほしい・・・ロッテリアまで行ったよ。行ったら行ったで対応のろいんだけど。前の人の注文作ってる間に次の注文聞けよ。


それはさておき、巌流。
こんなに見たくて見たくてたまらなかったのは血と砂以来だよ。チケットだって発売日に手に入らなかったしな。
見れてよかった。
そして破綻のない話でよかった。
でもなんとなく、斎藤先生がやってみたかった場面場面を繋ぎ合わせたらこうなりましたって感じの話。ストーリーありきじゃなくって、この役者にこんな役でこういった場面を、が最優先事項だと思われる。それを破綻のないようにないように、繋ぎ合わせただけ。
でもビジュアルはよかったよ。

繊細な美剣士小次郎。長物を背に長い髪を振り乱して・・・あやうく鬘を落としかけましたが。どうやら長物を抜くときに鬘まで一緒に引っ張っちゃったみたい。一番ツボにぐっときたところは、嫉妬するところですな。狂ったように剣を振り回すところ。

野性味あふれる武蔵。ただ戦って強くなることしか考えていない獣(単細胞剣術馬鹿ともいう)。常識かもしれんが、武蔵側のカキコミが少ないため、これで決闘ですか?状態になる。どうして武蔵さんは櫂で戦ったのかぐらいは入れて。ツボはやっぱりキスシーンでしょうな。小次郎絡みは言うに及ばず。

顔に傷な椿。ヒロインというには納得いかん。たしかに恋人かもしれんが、あれっぽっちでヒロインだなんて。やっぱり相手役は○●(いや、伏字にするまでもないが)なのね。ツボは白鷺で小次郎を包み込むところ。

遊女とはいえ超奇抜な髪型のアンナ。髪型工夫してるのはよくわかる。思わずオペラをあげたくなるほど綺麗。役回りは精神的恋人みたいなものなんだろうか? でもいい役だよ。何より歌がいい(音痴だけど)

実はヒロインだよな真理。斎藤作品にはよく出てくる3人目のヒロイン(実はすごくいいとこどり)椿亡きあとのヒロインなんでしょうかね。おいしい役だよな〜やるならこの役がいい。

一人の女のために生きた清羅。これぞ男の嫉妬。無言の芝居がよかったよ。ここの清羅を見なければ、嫉妬だけの嫌な男かもしれない。でもきっと見てたのはファンと端席の人だけ。

耽美な剣士清十郎。ホントにこんな格好をしてた人なんですか?知らないんだけど、派手じゃない?綺麗だけど。小次郎アンナと並べば、これ日本物でしたっけ状態なような・・・目立つ役です。

コメディ担当利助。絶対強くないよね。武蔵にくっついてるだけで。刀を抜きそこなったのも目撃。ついでにこけた白鷺もそうだよね?

あと個人的に好みだったのは真理に引っ付いてる男の子。役名忘れたから誰かもわかんない・・・パンフ買ってないし。

なんか、ばったばった人がようけ死んでたような・・・
時代活劇ってかんじ。
死ぬ重みが低いような・・・いやにあっさりとした感じ。

どうでもいい一言。
華美ゆうか嬢が稔幸と似ているように見えた。

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